『明治・大正・昭和 軍隊マニュアル-人はなぜ戦場に行ったのか』読了

一ノ瀬俊也 光文社(光文社新書) 217ページ 700円+税
 明治から昭和初期、兵士はどんな心持で出征し、それを送り出す者達は如何に送り出したかを「マニュアル」から読み解く書。郷里に送る葉書の文面や、送り出す側の送辞等、様々な局面にまで対応しており、現代のマニュアル人間の原点を見る思いです。ってか、当時からこういったマニュアル本が多数出版され、売れていたそうです。
 それと軍隊という組織が今思うほど”絶対”では無かった事も垣間見えるのが良かったかな。
 2004年7月20日初版1刷発行 ISBN:4334032575