今年も例年の如くゆんはさんと『東京国際ファンタスティック映画祭2004』です。新宿ミラノ座に移って二年目・・・やはり、雑然とした感じですなあ、新宿歌舞伎町は。ってか、渋谷だったら、移動にこんな苦労する事も無かったのになあ。
 今回鑑賞したのは「恐怖!恒例!プレミアムホラーナイト」。オールナイトと言うことで16日22時開場、17日5時終了の予定で3本のホラー映画とちょっと少なめなラインナップ・・・値段は同じだけど。前回のゴアゴアナイトとは異なり、普通のホラー映画ラインナップなので客の入りも上々でした。
 で、映画の感想。
ソウ(2004年/米)
 ホラーオールナイト20周年記念作品で今回一番の注目作。その衝撃的な内容がために全米公開時には一部カットされる予定だけど、この日だけは完全版が上映されるとあって人気度も高かった・・・まあ、DVDには収録されそうだけど。
 足枷を付けられた状態の二人の男が拳銃自殺した男の死体を間に挟んで対角線上に閉じ込められた一室。そんな意味深なシーンで始まるこの映画。純粋なホラーではなく、犯人を探す形のミステリーホラーなので、内容の言及は避けたいと思います。
 が、一言だけ言わせてもらうと、意表をつかれる事この上なしで面白い!
 会場には、脚本・原案・主演のリー・ワネルが来日。無難だったり、分かりづらい質問が投げかけられておりました。
 そんな彼の次回作は『SHHH』(だったかな?)という腹話術師の話とか・・・面白そうだ。
スピーシーズ3(2004年/米)
 エロSFホラーシリーズの第三弾・・・と言っても、前二作は観ておらず。

 内容は続いているらしく、分りづらかった。やたらと裸体が登場する映画ですが、そんなにエロくはありませんでした。ってか、ヒロインに魅力が・・・。
 最後のマッチョは笑った。
ハウス・オブ・ザ・デッド(2003年/米)
 アメリカ等で公開され興行収入は良かったものの、昨年のアメリカホラーでは最低の作品と言われているという作品。題名からお分かりのようにゲーム『ハウス・オブ・ザ・デッド』を映画化した作品です・・・サターン版? と思いたくなる画面の流用がなんとも寒かった。学生達がバカ騒ぎする会場の垂れ幕”SEGA”が痛々しかった。
 作品的には、一緒に観たゆんはさんは、あまりの酷さにご立腹な様子でしたが私的には眠くならなかったので評価したいかなと。なんと言いましょうか、銃撃バトルと、やたら動きが素早く反応が良いゾンビは笑わせて頂きました。でも、映画としては散々な出来で、なんも考えずに観るが吉・・・ってか、観ないのが吉かな。
 私的には、死体を集めているシーンから、最後は合体して巨大ゾンビが出てくるとちょっと期待しました。
 ちなみに、この作品監督ウーヴェ・ボルの次回作は『アローン・イン・ザ・ダーク』だそうです。次々回作もゲームを題材とした映画とか・・・。
 それにしても、今回のホラーナイトは、リー・ワネル登場以外のイベントは無く、プレゼントも無く、ちょっと寂しい感じでした。
 帰宅時、12時50分から上映される『機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-』の行列を見ました。私的には観たい所だったんだけど、明日以降の仕事を鑑みるとさすがに無理。ってか、大人気でチケットが取れないらしいんですけどね。