『桃太郎と邪馬台国』読了

前田晴人 講談社講談社現代新書) 245ページ 720円+税
 一寸法師、桃太郎、浦島太郎といった代表的おとぎ話から、古代史を紐解いた書。とは言え、おとぎ話に対してはそんなに比重を置いておらず、どちらかと言えば著者の邪馬台国論が主になっています。邪馬台国論だけ取ると、さして目新しいものを感じはしませんでしたが、桃太郎の話は秀吉の朝鮮出兵を正当化するため細川幽斎が創作したという考え方はなかなか面白かった。
 2004年9月20日第一刷発行 ISBN:4061497375