『吸血鬼ドラキュラ』読了

 菊池秀行 講談社講談社文庫) 325ページ 590円+税
 ブラム・ストーカー原作の『吸血鬼ドラキュラ』の翻訳本にして、著者独自の味付けをした書。とは言っても、基本的に原作通りの内容になっているため、目新しさは無かったりします。そんな中(解説にも記されているんですが)ルーシー&キンシーにスポットが当てられており、特にテキサス男キンシー・モリスに至っては最後の最後に美味しい場面を持っていって、主役!? と思いたくなりました。花持たせ過ぎ。
 この書籍は2002年7月にソフトカバー版として再編集された『菊池秀行の吸血鬼ドラキュラ』を改題し文庫化したものです。
 2004年9月15日第一刷発行 ISBN:4062748746