『かたづけ学』読了

加藤博司/世古真一 青春出版社プレイブックスインテリジェンスシリーズ) 202ページ 700円+税
 物から時間、人生まで幅広いジャンルのかたづけを”ちらかり方””ちらかる理由””かたづけ方”で紹介した書・・・なんですが、なんと言いましょうか、初っ端の第一章で挫折。かたづけ学の理念に全くもって合点がいかず、自分には向かないんだろうなあと思いつつ読み進めてはいたものの、「心のかたづけ学」を読み、これは読むにも値しなかったのでは、という結論に至りました・・・なんでも、人間関係の基本原則は「好きな人としかつきあわない」、苦手な人にはどうするかと言えば仕事の出来ない外部の人には「基本的にはお引き取りいただく、どうしてもというなら、(仕事の)研修を有料でしてあげる」、仕事のできる外部の嫌な奴には「嫌いなところを直してもらいましょう」、仕事のできる内部の嫌な奴には「難しい仕事をバンバン押し付けて、いやみなことをやっている余裕をなくさせる。一ヶ月でできるというならば一週間でやらせる。周期によるかたづけ方です」・・・ってか、最悪過ぎるだろう。この著者達のいる会社とは付き合わないことを願います。
 そして、「みわたす手帖」を使いましょう。使わなくても良いけど、使った方がいいよ。ここで見られるよ。と延々「みわたす手帖」とやらの宣伝が続く後半には閉口。
 多少、良い事も書いてあったんだけどなあ・・・。
 2004年12月15日第一刷 ISBN:4413041089