『最後の御大将 平重衡』読了

中津文彦 PHP研究所PHP文庫) 486ページ 895円+税
 平安末期、清盛の四男として生まれた平家の御曹司にして最後の御大将・平重衡の生涯。重衡を主人公にしているからか、源平作品だってのに屋島合戦から壇ノ浦の平家滅亡まではたったの5行ってのは斬新でした。その後色々と語られてはおりますが・・・。副題に「義経が最も恐れた男」と記されているように源義経も重衡に似る武将としてスポットが当てられておりました。ただし、最も恐れた男と記されてはいますが、戦ったのは一度(?)だけだったりしますがね。この勢いで教経を・・・。
 この書籍は1999年10月に実業之日本社刊行された『平家慕情』を改題、加筆修正したものです。
 2005年1月21日第1版第1刷 ISBN:4569663206