種運命ファン、最終回最高! と思われた方は読まないことをお勧めします
 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY機動戦士ガンダムSEED RECOLLECTION』の最終回「最後の力」を視聴する。
 当然の帰結と言えるのかもしれませんが、まともには終わりませんでした。と言うか、開いた口がふさがりませんでした。
 『アクエリオン』最終回の爪の垢を煎じて飲んで頂きたい。
 まあ、そもそも文句を記すくらいなら観なければ良いのに・・・ってのが正論なんだろうけど、”ガンダム”と銘打たれているが故に後半の盛り返しを期待してしまうんですよ、ガンダム世代としては。そして、それが果たされないと分かると愚痴っぽくなってしまうのも仕方ないのかなあ、と。
 とは言え、人を不快にする文章を記すのも本意ではないですし、他のサイトを読めばそれは十分満たされると思われますので、徒然と思ったことだけ記します。
 せっかく終結しかけた戦争を、キラ達はまた混迷の闇の世界へと戻す終わりでした。
 オーブが後援してくれるやもしれませんが、そもそもラクス達は自分達が勝手に信じる信念で動いているだけでテロリストと変わらない存在。キラは戦い続ける意志が固いようですが、そのためにまた多くの人々が死んでいくんですよねえ。
 結局、キラとラクスの軽っちい理想主義では世の中ってのは治まらないのが歴史の必然。そうなると反対派や気にいらない勢力はぶっ潰していく強権国家でも作るしか道はありません。まあ、要するに洗脳と暴力で押さえつけるという構図は変わらないので、デスティニープランがラクス教に、レクイエムがキラガンダムに代わるだけですなあ。
 もし、噂されている第三部があるのだとしたら、人類の際限ない欲望に失望したキラ&ラクスがキラクス帝国を建国。
 主人公達は、それに反旗を翻すような話にしてもらいたい。その時の主人公は、シンはちょっと辛いから、アスランでいいや。もちろん、スタッフは替えて。
 なんでも、DVDの最終巻には、40分のスペシャル映像が付いているとか・・・シン真のエンディングとか言われているようですが、『かみちゅ!』で危惧していた事が早くも現実化!? 嫌な時代になったものです。そういや、『超重神グラヴィオンツヴァイ』もDVDの最終巻にエピローグが収録されてたっけ。
 最後に最終回を観て疑問に思ってしまった事も多々ありましたが、自分なりに答えを出して納得しときます。
1、あんな薄っぺらい説得で反意するレイの思考形態が全く分からなかった。
 自分なりの答え・・・クローンだから。ムウもあっという間に反意したし、クローンはその程度の存在だったと。
2、アスランが唐突に強くなり、シンが唐突に弱くなった理由が全く分からなかった。
 自分なりの答え・・・シンは地上S、宇宙B、アスランは地上B、宇宙S。
3、ステラの「明日ね」の意味が全く分からなかった。
 自分なりの答え・・・次の日、シンはお亡くなりになって地獄でステラと出会う。又は「あ、ルナとしたね」→「あ、したね」
4、ラクスの種割れ
 自分なりの答え・・・毒電波送信中(シンにステラを・・・)。
5、キラとラクスの超飛躍した思想が全く分からなかった。
 自分なりの答え・・・ナチュラルである自分には到底無理!
 って事で、今回、面白かったのは、「ムサイキャンペーン」かな。それと最後の最後にまで言わされるシンの「僕の出番がなくなるじゃないか」の叫び。
 来週から始まる期待の『BLOOD+』は・・・今週の予告を観て声を聞いたら、つまらなそうに思えてしまった。そもそも、小夜が全く別人なのがやはり許せない気が・・・声だけでも工藤夕貴さんに戻してもらえないものか。まあ、単純に予算の関係なんだろうけど。