『運命 二人の皇帝』読了

田中芳樹 【原作】幸田露伴 講談社講談社文庫) 259ページ 514円+税
 明の太祖・洪武帝死後に起こった靖難の役。二代目・建文帝と燕王(後の三代目・永楽帝)の戦いを主に、それぞれ波乱万丈な生を描いた書。特に都落ちした後の建文帝などは・・・。本著は『運命』(幸田露伴)に思い入れのある著者(修士論文の題材とした)が、原文の難解さを緩和し、現代語訳した作品となっています。非常に読み易く、むしろ明代初心者に読んで欲しい書籍になっておりました。
 この書籍は2002年5月に刊行されたものの文庫化です。
 2005年9月15日第1刷発行 ISBN:4062751895