『明石元二郎』読了

野村敏雄 PHP研究所PHP文庫) 397ページ 686円+税
 日露戦争時、欧州で後方攪乱の任を受けた謀将・明石元二郎の生涯。ずんだれと呼ばれ、およそ軍人らしからぬ軍人でありながら、その智謀によってロシア革命への道を切り開く様が描かれておりました・・・まあ、露探は更にそれを上回っていたんですけどね。基本的に、革命家達との会話、予算配分などの事務的な事柄に関しての記述等々になっており、謀略に付きもの?なアクションシーンなどはありません。
 これで日露戦争関連の人物伝は、高橋是清桂太郎児玉源太郎秋山真之秋山好古と読破したので、後は東郷平八郎乃木希典辺りか。刊行されていれば小村寿太郎大山巌辺りは読んでみたいですね。
 2005年6月17日第1版第1刷 ISBN:4569664032