『ダーク・タワーⅠ ―ガンスリンガー―』読了

スティーヴン・キング 【訳】風間賢二 新潮社(新潮文庫) 413ページ 743円+税
 S・キングが10代(70年代後期から80年代初期)で発表。当時未完だった作品が、近年になって完結したため新たに刊行されたシリーズです。著者自らが原点と言うシリーズらしく、非常に混沌とした物語でした。要は一人の男を追うガンスリンガー(銃を使う騎士みたいな職業)の男の物語なんですけどね。始めはその衣装などから西部劇かと少々がっかりしていたら、ファンタジーのような世界観は混ざるし、SF要素も加わるしで、これでもかと話が徐々に膨れ上がっていく様は、面白さは置いといて驚きでした。ネタバレとなりますが、未来の話。
 読了後、6巻が今夏、7巻が今秋に刊行される事を知って後悔・・・ちゃんと完結したのを確認してから読み始めるべきでした。
 平成17年12月1日発行 ISBN:4102193391