『古代史の謎はどこまで解けたのか』読了

山岸良二 PHP研究所PHP新書) 225ページ 700円+税
 戦後から現在(2006年上半期)までに至る考古学の歴史を解説した書。「最新科学で」と銘打たれ発掘作業に焦点が当てられているものの、それ程科学科学していなかったのは、ちと残念。
 そう言えば、本日はこんな事が高松塚古墳の件)・・・書籍内では2007年2月と記されておりましたが、まだだったんですな。
 目次は「岩宿の発見から「捏造」の露見まで」「モースの夢と縄文の花開く三内丸山」「登呂遺跡と戦後考古学の復興」「日本列島改造の波と保存運動」「北海道における戦後考古学発見史」「国民的永遠の謎」「大和政権のモニュメント 前方後円墳」「高松塚古墳は救えるのか」「沖縄と南西諸島の先史文化探求」「石の宮都・飛鳥の全貌」「信長・秀吉の栄華にも考古学のメス」「考古学の未来」となっています・・・ちなみに、考古学で国民的永遠の謎と言えば、言わずとしれたあれです。
 2006年10月3日第1版第1刷 ISBN:4569652697