『ローマ人の物語27、28 すべての道はローマに通ず(上・下)』読了

塩野七生 新潮社(新潮文庫) 234+205ページ 各:476円+税
 ローマ時代のインフラストラクチャーに関して纏めた書。重要な街道に始まり、水道、教育、医療とハード・ソフトともに取り上げられております。大量の図やカラー写真が収録されており、読むだけでなく見て役に立つ書となっておりました。今までとは異なる形式な書となっていますので、外伝と位置づけられなくもありませんでしたがね。
 しかし、ローマが大帝国を築き上げられた理由が、インフラだけ見ても理解できますな。その後の停滞は・・・全てはキリスト教が元凶か、と。
 この書籍は2001年9月に新潮社より刊行されたものを文庫化したものです。
27:平成18年10月1日発行 ISBN:4101181772
28:平成18年10月1日発行 ISBN:4101181780