安藤優一郎 新潮社(新潮新書) 205ページ 680円+税
江戸時代、徳川将軍家が大名などの武家から江戸の民衆まで、どのように見られ、見られるようにしてきたのか、を記した書。冒頭、シュリーマンと外国人を持ってきて、徐々に権威として遠い将軍と近い将軍が描かれます。まあ、結局慕われているのか、恐れられているのか、敬われているのか分かりませんがね。
目次は、「シュリーマン、将軍を発見」「御威光の演出」「大名屋敷への御成」「御鷹様と江戸の武家社会」「将軍の求心力」「寺院の帰依争奪戦」となっています。
2007年1月20日発行 ISBN:9784106101984