『ダーク・タワーIII ―荒地―』(上・下)読了

スティーヴン・キング 【訳】風間賢二 新潮社(新潮文庫) 489+473ページ 各819円+税
 ダーク・タワーを目指すシリーズ第三弾。新たに少年を加えて旅の仲間が揃う(?)ってな話。上巻は少年が仲間に加わるまで、下巻はその少年が攫われ、それを救う為ってな展開で主人公であるガンスリンガーも何気に復活してきておりました。しかし、文章中の描写とイラストのギャップが・・・詩人っぽい中年親父には見えないよなあ、と。魔列車ブレインが良い味出し取ります・・・小説の表紙は機関車だけど、実際は近未来モノレールなんですがね
 今巻は唐突に良い所で終わっており・・・当時(1991年)は次巻が6年後になるなんて思いもしなかったであろうから、どんだけヤキモキさせたのやら・・・全て完結した状態で読めるってのは幸せですなあ。
 それにしても、カラーイラストを挿入するページが適当に思えるのは如何なんでしょうか? 
上:平成18年2月1日発行 ISBN:4102193421
下:平成18年2月1日発行 ISBN:410219343X