『ダーク・タワーVII ―暗黒の塔―』(上・中・下)読了

スティーヴン・キング 【訳】風間賢二 新潮社(新潮文庫) 484+516+557ページ 上・下:743円+税、中:781円+税
 ダーク・タワーを目指すシリーズ第七弾にして最終巻・・・・長かった。西部劇っぽくSFっぽくファンタジーっぽく、と全ての要素を兼ね揃えて(あまり)破綻しなかったのは驚嘆に値しますが、如何せんキング作品らしいオチが・・・著者自らが止めている所で読書をやめるのも吉かなあ、と。私的には嫌いではないのですが・・・。最終巻に入ってからの意表を付く怒涛の展開は驚きの連続でした。それと、ジェイク死後のオイが哀れ過ぎて、特に最後の死は泣きそうになりましたよ、別の世界でエイクと幸せになってくれ、と。
 何気にフラグかと思ったツインタワーが何も関係なかったのは拍子抜けでしたがね。
 それと、どうせなら全19巻にしてくれればなあ、と。それだったら、多少薄くて分冊になっても文句は言えませんよ、〈カ〉ですから。
上:平成18年11月1日発行 ISBN:4102193553
中:平成18年12月1日発行 ISBN:4102193561
下:平成19年1月1日発行 ISBN:410219357X