たわけ!」(ホロ)
 『狼と香辛料』の第13幕(最終回)「狼と新たな旅立ち」を視聴する。
 ホ〜ロ〜ま〜か〜せ〜。
 になるかと思いきや、中途までは確かにホロ任せではあったものの、後半になるとロレンスが商売人としての才覚を発揮(?)してめでたし、めでたし、と最後にやっとこロレンスも活躍しておりました。なんちゅうか、ホロが強過ぎるのか、結構あっさり解決してしまったのは拍子抜け・・・若僧とも闘いは選択しなかったようですしね。
 しかし、巨大狼が大暴れする割には何気に人死はでませんでしたなあ・・・まあ、描かれないだけで地下道やら、ノーラ救出劇で、実は大量に死んでるのかもしれませんがね。証拠が残らないように、ホロがちゃんと・・・。
 そして今回もホロの尻尾が・・・特にラストで尻尾をばさばさ振っている様は良かった。うちで飼っている(飼っていた)犬猫の例になるけど、犬は嬉しい(興奮している)時に尻尾を振る、猫は怒っている(獲物を狙っている)時に尻尾を振る、と真逆な感情で振る習性があるようだけれども、はてさてホロ(狼)は・・・犬種の反応と言うよりも、どちらかと言えば猫種っぽいような。いや、嬉しいのか?
 閑話休題
 って事で、今回で完結・・・原作が終わっていないようですし、そもそもホロの故郷に戻っていない時点で、未完なんですがね。それでも特に気にならないってのは、要するに内容よりも、キャラだったって事なのか? もしくは、こういう旅行ものは目的地に到着してしまわない方が良いと言う事か・・・。
 まあ、私的にシリーズを振り返ってみれば、作品としての雰囲気やクオリティは高いものの、熱くなるでも感動するでも無い話で――もちろん中世風味経済アニメとしても楽しめなくもありませんでしたが――あまりにホロが魅力的に描かれれていただけに、他はどうでも良かったってのもありますな。あ、もちろんロレンスあってのホロではありんすがね。
 そう言えば、昨日購入した『キャラ☆メル』の対談記事を読もうと思ったんですが・・・どうも先の話(小説)ばかりなので、途中で読むのを止めました。ホロの元ネタが、フレイザーの『金枝篇』と言うことは分かりました・・・読んでませんが。