『片倉小十郎景綱―伊達政宗を奥州の覇者にした補佐役』読了

近衛龍春 PHP研究所PHP文庫) 493ページ 838円+税
 戦国時代、奥州の伊達政宗の家臣・片倉小十郎景綱の生涯。政宗の傅役となってから死去するまでを丁寧に描きます・・・が、後半は北条討伐後から突然関ヶ原までとばされていて、朝鮮出兵も成実の出奔も、おざなりな感じとなっておりました。まあ、ページ数的に割けなかったんでしょうけど、それまでは一つ一つの戦闘までしっかり記されていただけに残念。
 景綱が優秀なのは認めますけど、あまりに優秀過ぎて・・・後半の予言能力(という程のものではないけど)は驚きです。
 2007年6月18日第1版第1刷 ISBN:9784569668567