『蒲生氏郷』読了

近衛龍春 学習研究社(学研M文庫) 382ページ 720円+税
 戦国武将・蒲生氏郷の生涯。信長を敬愛しつつ、信長の婿という立場に固執する多少傲慢な武将であり、先陣を家臣よりも突き進む猪突猛進武将として描かれています。父である賢秀が暴走しがちな氏郷を押さえる役目を担う立場として有能(傍目には分かり辛い)な武将として重要な役回りを果たしております。
 信長旗下から会津移封までは詳細に描いておりますが、伊達との確執やら晩年(と言っても、40歳で病死するのですが)は結構あっさりでした。
 2007年10月19日初版発行 ISBN:9784059012054