『凱歌の後』読了

塚本障u史 講談社講談社文庫) 469ページ 762円+税
 凱歌を垓下にかけた漢建国後の5人の功臣と4人の姫妾の生涯。個々は独立して過去から現代、功臣に関しては更に粛清されるまでを描きつつ、表の主人公・劉邦と裏の主人公・呂后の確執を描きます。所々にオリジナル要素(解釈?)が目に付きますが、それ程酷いものではない為、さして気にならないレベルとなっておりました。
 取り上げられている武将・姫妾は、「臧荼」「曹姫」「韓信」「趙姫」「彭越」「薄姫」「黥布」「戚姫」「盧綰」となっています。
 この書籍は2002年4月に実業之日本社より刊行されたものの文庫化です。
 2008年1月16日第1刷発行 ISBN:9784062759441