『幼年期の終り』読了

アーサー・C・クラーク 【訳】福島正実 早川書房(ハヤカワ文庫SF) 390ページ 720円+税
 SF史上屈指の名作と呼ばれるクラーク代表作。米ソ宇宙開発競争の最中、突如現れたエイリアンに導かれ、戦争を根絶させた人類が、その先に目指すものは・・・と、三部構成で描かれるおよそ100年程の物語。何を記してもネタバレになりそうでなんだけれど、人類が破滅していく3部は嫌いじゃない。
 読みながら、この作品をモチーフにしたSF作品って多いんだろうなあ、と、カレルレンという名前と、その立場的なものから『ゼノギアス』を想起しつつ思った。
 ちなみに(以前にも記したけれど)小学生の頃に視聴した映画『2001年宇宙の旅』が難解で、この著者の作品はどれも難解なんだろうと敬遠してしまった苦い思い出が・・・って事で、今日は映画『2001年 』のDVDを買ってしまいました。
 1979年4月30日発行 2008年4月15日32刷 ISBN:9784150103415