『ガンパレード・マーチ 山口防衛戦』(全4巻)読了

榊涼介 メディアワークス電撃ゲーム文庫) 321+321+322+370ページ 各590円+税
 PS用ゲーム『ガンパレード・マーチ』をノベライズ化した作品
 九州撤退戦を読んでから、5年(本書の刊行は2年前)が経過しておりましたけど、読み始めた途端、文庫オリジナルキャラはともかく「ああ、懐かしい」と言う思いを毎度の事ながらさせる空気は流石でした。
 そう言えば、本来は前巻の撤退戦で最終巻と記されていた気がしたけれど、人気があったのか、結局続く事になったようです。まあ、物語的にも消化不良気味(幻獣側に負けて退却して終了・・・らしいけど)ではあったので、最終防衛ラインを山口の岩国に据えての幻獣とのバトルは読み応えありました。更に知能を持った幻獣やら、ロリボスやら、新要素も追加されて、次の九州奪回まで目が離せませんな。
 速水達が化け物じみて強くなり過ぎた為、一般兵(主に学兵)にスポットを当てる事が多くなっていたのも特徴的でした。
1:2007年3月25日初版発行 ISBN:9784840237789
2:2007年7月25日初版発行 ISBN:9784840238939
3:2007年8月25日初版発行 ISBN:9784840239868
4:2007年10月25日初版発行 ISBN:9784840240772