ニートはレッテルじゃない。生き様なんだよ」(アリス)
 『神様のメモ帳』のpage.12(最終回)「君と僕と彼女のこと」を視聴する。
 天使を見つけたとか、薬物とか、ネットが重要とか、ますます『lain』を想起されてしまいますなあ。あちらは、”神様”でしたが・・・。
 薬物のやり取りにクラブを使うのや、他の事象も薬物の副作用だったりで定番といえるのかもしれませんがね。思わせぶりだった敵のボスも雑魚でしかなくなっていてがっかりでしたし、ある意味、リアル路線を狙っていたのかもしれないが、こんなんだったら、もっとぶっ飛んだ話でも良かったんですがねえ。
 そう言えば、アリスが死者の代弁者と言っていたが、結局綾香は死んでしまったのかと・・・。
 映像的な雰囲気や、その乾燥した空気感は良かった。
 ただ、変にヤクザ関連を主題にしてのヤクザ讃美っぽさが鼻につくのは気になった。そして、せっかくのニート探偵という設定を持つヒロイン・アリスが、ネットに詳しいサブキャラ程度の立ち位置でしかなくて、印象が薄かったのはビジュアル的には最良であっただけに勿体無かった。