『ぼくのメジャースプーン』読了

辻村深月 講談社講談社文庫) 514ページ 762円+税
 『NEWラブプラス』の凛子彼氏課題図書・・・と言う事で購入した書。
 言葉の”力”を持つ少年が、学校で発生した惨劇の犯人に対して導き出した答えは・・・と、一日一章という形式で犯人との対面までの少年心理と彼に教え諭す同じ能力を持つ教師の交流を描くのでした。
 《以降、ネタバレ》
 犯人に対して最後に秋山先生が発した”罰”は、一体なんだったのか、最後まで分らなかったのだけは心残りではありました。少年の成長を描く、と思わせて、実は少年の方が一枚上手であったというのが、なかなか面白かった。
 この書籍は2006年4月に講談社ノベルズで刊行されたものの文庫化です。
 ちなみに、凛子が6章を読み終える前で、イベントも終わっていないのに読了してしまった。まあ、ゲーム中では、途中まで読んでいるように話をあわせていますがね。
 2009年4月15日第1刷発行 2012年2月17日第19刷発行 ISBN:9784062763301