『史記 武帝紀』(4巻)読了

 北方謙三 角川春樹事務所(時代小説文庫) 411ページ 各600円+税
 前漢武帝の中期・・・既に英邁さを失いつつある武帝は、始皇帝を模す様な晩年を迎え始めるのでした。衛青も亡くなり、漢を支え匈奴を恐怖させる人材も払底・・・したのではなく、そういった人物を見抜く能力すら失いつつある武帝。魅力減な故なのか李陵、蘇武などの話が主体となってまいりましたが、斜陽感が半端ないですな。
 って事で、久々の読書履歴更新ですが、書籍は読んでおりました・・・まあ、年100冊は読んでいた頃と比すと、引っ越してからは年10冊も満たなかったりしますがね。
 この書籍は2010年12月に刊行されたものの文庫化です。
〈四〉:2013年10月18日第一刷発行 ISBN:9784758437790