エリザベス・ムーン 【訳】斉藤伯好 早川書房（ハヤカワ文庫SF） 590ページ 980円+税
士官学校を退校させられた航宙会社の娘が、商船の船長として初仕事をする話。SF小説にありがちな壮大な話ではなく、たまたま戦争に巻き込まれてしまった女船長が、勇気と機転で次々と発生する問題を解決していくだけの話となっています。ってか、ほんとに次から次へと不幸を呼び込んでしまう主人公にはちと笑ってしまいました。
フェミニスト小説と言いましょうか、登場する男性は、皆が皆情けないか、性格に問題あるか、もしくは騙す側の人間である事が多いのに対して、女性は皆カッコよく出来た人物として描かれています・・・つうか、ダメな女性は全くと言っていいほど出てきませんな。
ジャンル的にはミリタリーSFだとか・・・。
2005年8月20日印刷 2005年8月31日発行 ISBN:4150115281
