『日本宗教史』読了

末木文美士 岩波書店岩波新書) 248ページ 780円+税
 記紀神話から現代宗教(オウム真理教含む)までの宗教史の変遷を政治や人物を絡めて記した書。神道、仏教、キリスト教儒教(宗教の一形態として取り扱ってます)と精神史に纏わる事項はほぼ網羅。まあ、さすがに250ページそこそこで全てを語るのは無理なんでしょうけど・・・。
 中でも近現代の宗教に関してはタブーと思われる事柄が多数記されているのが興味深い。
 目次は、「仏教の浸透と神々[古代]」「神仏論の展開[中世]」「世俗と宗教[近世]」「近代化と宗教[近代]」となっています。
 2006年4月20日第1刷発行 ISBN:4004310032