もう一度、殺すのか?」(byアトリ)
 『天保異聞 妖奇士』の説七「竜は雲に」を視聴する。
 ナースと馬と雲七編終了・・・竜は雲に、って言うか、雲は馬に?
 ってか、ケツアルコアトルに乗って戦うシーンなどは音楽が大谷幸さんなものだから、やはり『ワンダと巨像』にしか見えませんでした。
 で、(ヒロイン)アトリは、芝居小屋を追い出されて吉原に売られましたとさ。禿としてらしいけど、すぐに新造になりそうな年齢じゃないのか? と思いつつ・・・。
 吉原云々書くと下卑た風俗業を思い浮かべてしまう人もいるかもしれないが――人身売買の場であった事、そのような場も中にはあった事は否めないけれど――文化の中心であった等、違う面も知ってほしいかな、と。一生、男と寝ないでも太夫だった花魁もいたらしいですしね。
 って事で、自分はあまり詳しくないので、吉原を巨視的に描いた『江戸三〇〇年 吉原のしきたり』(青春出版社・渡辺憲司)と、時代を絞って微視的に描いた『お江戸吉原ものしり帳』(新潮社・北村鮭彦)辺りは読みやすいのでおススメ。特に後者は天保の改革直前辺りなので雰囲気は味わえます。