『武田二十四将』読了

武光誠 PHP研究所PHP文庫) 301ページ 571円+税
 武田二十四将を、一人一人章立てて信虎追放から武田家滅亡までの歴史をうまく絡めた書。それぞれの人物がメインとなるよう工夫されているのが非常に上手い。時期的にNHK大河『風林火山』に反発してか、山本勘助を武田家滅亡の元凶として悪し様に描いており、通常、勘助嫌いは無視するか、さしたる影響力は無かったようにするものだけど、影響力自体は否定していない点は目新しかった。
 って事で、順番は下記の如し・・・武田の歴史に精通していれば大方の流れが分かります。まあ、信綱なんて長篠合戦以外たいした活躍・・・。
 甘利虎泰、飯富虎昌、小幡虎盛原虎胤板垣信方横田高松山本勘助真田幸隆、小幡昌盛、多田満頼原昌胤武田信繁武田信廉高坂昌信山県昌景穴山信君馬場信春秋山信友内藤昌豊土屋昌次、一条信龍、三枝守友真田信綱小山田信茂
 ちなみに諸説ある二十四将も上記の如くって事で。
 2006年9月19日第1刷第1版 ISBN:4569666841