『平将門 坂東八ヶ国を制した覇王』読了

竜崎攻 PHP研究所PHP文庫) 389ページ 686円+税
 平安期、新皇を名乗って関東で朝廷に叛旗を翻した平将門の生涯。強烈な強さを感じさせる将門描写ながら、叛旗を翻すまではなし崩し的に感じで盛り上がりもなかったの残念。最後まで将門を説得しようとする貞盛が、従兄弟であり友であると言う設定はたまに見受けられるけど、平国香も良い人に描かれているのは珍しいような・・・読まないだけ?
 蝦夷に対する想いが強いのか、将門旗下の武将や兵のほとんどは蝦夷だったりします。よって、アイヌ系の神話やら用語が所々登場して、微妙に違和感が・・・。
 2008年4月17日第1版第1刷 ISBN:9784569670102