『タムール記 全6巻』読了

デイヴィッド・エディングス 【訳】宇佐川晶子 早川書房(ハヤカワ文庫)
447+451+463+452+467+472ページ 1:820円+税、2・3・4・5・6:840円+税
 中年の騎士スパーホークが活躍する『エレニア記』の続編。前作で神をも凌ぐ最強アイテム・ベーリオンを手に入れてしまったが故に、怖いもの無し過ぎて緊迫感とかほとんどないのは何ですけど・・・つうか、○○○が攫われた後も、余裕のあるスパーホーク側に対して、敵戦力の凡庸さとひ弱さが哀れでした・・・まあ、後半になって無理矢理強大な敵を呼び出したりはしてましたけどね。
 って事で、毎度の面々に、新たな面子も加わって前作以上にカオスな感じとなっておりました。その為、後半は場面転換が多くて、ちと読みづらい印象でした・・・面白いんだけどね。
 このシリーズは、1995年8月〜1997年2月にかけて刊行されたものの新装版です。
 何気、『ACONY』の2巻を読んで、樒って(一番、性質の悪い女神アフラエルの姿の一つである)フルートみたいな感じなのかなあ、とか思ったが、なんか違った。

1、「聖騎士スパーホーク」:2007年1月10日印刷 2007年1月15日発行 ISBN:9784150204334
2、「炎の天蓋」:2007年2月10日印刷 2007年2月15日発行 ISBN:9784150204365
3、「青き薔薇の魔石」:2007年3月10日印刷 2007年3月15日発行 ISBN:9784150204396
4、「暗黒の魔術師」:2007年4月10日印刷 2007年4月15日発行 ISBN:9784150204419
5、「冥界の魔戦士」:2007年5月10日印刷 2007年5月15日発行 ISBN:9784150204433
5、「天と地の戦い」:2007年6月10日印刷 2007年6月15日発行 ISBN:9784150204440