『野望円舞曲 6、7』読了

田中芳樹荻野目悠樹 徳間書店徳間デュアル文庫) 392ページ+378ページ 676円+税
 他国に内乱を誘発したり、自国の経済を破滅させたりしながら繰り広げられた壮大な父娘喧嘩スペースオペラも、一つの目的が達成されて、物語は新たな局面へと向かおうとするのでした。
 ってか、微妙な前振りはあったものの、まさかの急展開となっており、中でも7巻で登場した新勢力は、なんとも唐突過ぎでした。
 6巻はともかく7巻に入ってからの最後の経済(貨幣)戦争はなかなか見所があるような気分になる事が出来て良かった、かな。相変わらず主人公からは悲劇のヒロイン風が感じられてなんですけど・・・ベアトリーチェが決別したので、まあ良し。
 6巻:2005年6月30日初版 ISBN:4199051511
 7巻:2007年8月31日初刷 ISBN:9784199051708
 ・・・どうでもよいことだけれど、6巻だけ「初刷」ではなく、「初版」という書き方なんですな。