『江戸の躾と子育て』読了

中江克己 祥伝社祥伝社新書) 226ページ 740円+税
 江戸時代、江戸に限定されてはいるものの子供の誕生から教育までを紹介した書。当時の子どもの遊びにまで言及しており、なかなか興味深い書となっておりました。現代と相通じる点が散見されますが、むしろ当時こそ教育には熱心だったんだなあ、と。ちなみに昔の方が、子に対する親、親に対する子、等、良かったと思うのは幻想である事が分かります。民衆は変わらんものですな。
 目次は、「江戸では、誰が子どもを育てたか」「江戸の子どもは「遊び」の天才」「江戸の子どもの教育事情」となっています。
 この書籍は月刊誌『公評』連載に加筆したものです。
 2007年5月5日初版第1刷 ISBN:9784396110680