『ガーゴイルの誓い 魔法の国ザンス(18)』読了

ピアズ・アンソニイ 【訳】山田順子 早川書房(ハヤカワ文庫) 553ページ 920円+税
 《魔法の国ザンスシリーズ》の最新18巻(およそ1年半ぶり)。前巻はトレントでしたが、今回はその妻である女魔法使いアイリスが登場。93歳から23歳に若返っての参戦となります。まあ、主人公はタイトル通りにガーゴイルのゲイリーなんですが、非常に地味でアイリス、サプライズ、メンティアといった女性陣に振り回される存在でした。
 で、物語は狂気が支配し始めたザンスを救う為、一行がフィルターを探す話。始元以前の物語が語られたりもしますが、まあいつものザンス話。
 しかし、ヨーロッパ系の醜悪っぽいガーゴイルをモデルにしているのは分かっているものの、つい某ライトノベルガーゴイルを想起してしまって場面場面で違和感ありありだったり・・・。
 ちなみに初っ端に登場するハンナは、丁度アニメと重なって何故か智代の桑島法子さんの声が再生されてしまいました。性格きついし似通っていないのになあ。
 「そうなん?」
 2008年1月20日印刷 2008年1月25日発行 ISBN:9784150204594