『親米と反米―戦後日本の政治的無意識』読了

吉見俊哉 岩波書店岩波新書) 240ページ 780円+税
 日本人の根底には親米意識が根付いているという前提で、民衆レベルでのアメリカに対する意識を開国から戦後まで記した書。序章と終章を読む限り、著者は反米派と取れなくもないのですが、内容はどちらかと言えば親米な内容となっておりました・・・大衆的にそうだから、というだけか。
 目次は「戦後日本は親米社会?」「アメリカというモダニティ」「占領軍としての「アメリカ」」「米軍基地と湘南ボーイズたち」「マイホームとしての「アメリカ」」「「親米」の越え方―戦後ナショナリズムの無意識」となっています。
 2007年4月20日第1刷発行 ISBN:9784004310693