『読書の腕前』読了

岡崎武志 光文社(光文社新書) 294ページ 780円+税
 読書好きの著者が、読書好きの為に記した読書論エッセイ? という事で、別段腕前を上げる為の本ではなく、著者が好きな読書を大いにに語る書となっています。読書経験や内容は全く異なるものの、読書に対する考え方の一部に(自分と)通底するものがあって、あるある、と思う事しばしば。中でも、「本を読む時間がない」に関しての意見は頷くことしきり。積読万歳!
 目次は「本は積んで、破って、歩きながら読むもの」「ベストセラーは十年後、二十年後に読んだほうがおもしろい」「年に三千冊増えていく本との闘い」「私の「ブ」攻略法」「旅もテレビも読書の栄養」「国語の教科書は文学のアンソロジー」「蔵書のなかから「蔵出し」おすすめ本」となっています。
 2007年3月20日初版第1刷発行 ISBN:9784334033941