【読本】アスキー蘇るPC-8801伝説』 ISBN:4756147305
 ついに出ました88ゲームも収録された『PC-8801伝説』。
 ファミコンを持っている友人よりもMSX、パソコン(X1、8001、8801)所持者の方が自分の周りには多かったあの頃。MSXゲーマー故に88のゲームは友人の家で、が日課だったんですよねえ。毎日のように遊びに行ったり、土日祝日は朝から晩まで遊んだり、新作ゲームが出ると泊りがけだったり・・・と、はた迷惑だなあ。
 で、本編は、ザナドゥ木屋善夫さんとハイドライドの内藤時浩さんの座談会が私的には一番の目玉なんじゃないかと思いつつ、矢野健太郎さんの名無し子&コナンを見て、『テクノポリス』なんて今では知らん人の方が多いんだろうなあと思ってみたり。
 そして、肝心要な収録ゲームは『ザ・ブラックオニキス』『ファイヤークリスタル』『ハイドライドⅠ・Ⅱ・Ⅲ』『リグラス』『うっでぃぽこ』が入っているってだけでもう! 中でも『リグラス』は、当時MSXゲーマーは泣かされたはず・・・結局、移植されなかったんですよ!
 他の収録作品は『ドーム』『スーパー大戦略』『ハラキリ』『ファイナルゾーン』『刑事大打撃』『アーコン』。中では、『ハラキリ』が外国人の誤った日本観による戦国SLGとなっており、いらない武将には「切腹を命じる」という凄まじいゲーム。MSXでは、『将軍』なんてゲームもありましたが、あれも酷かった。
 ジャンル毎の歴史なども掲載されていて、読み物としても非常に面白いので当時を知る人は買って損なし!