『覇王の夢』読了

津本陽 幻冬舎幻冬舎文庫) 374ページ 648円+税
 『下天は夢か』等で著名な津本版信長公記完結編・・・らしい。この著者の事だから、信長関連をまだ出しそうですがね。織田信長の生涯を、海外に馳せる”壮大な夢”という観点で、秀吉とは一味違う独自の侵略方法までもが描かれております。それと、伴天連から見た織田信長、宗教弾圧をする過程など、宗教関連の記述に多くが割かれておりました。戦闘などは結構割愛されてますので、それを期待すると残念。
 そう言えば、信長の世界侵略ものとしては、本宮ひろ志さんの漫画『夢幻の如く』がありますけど、破天荒ながらも面白かったなあ、と関係ありませんが・・・。
 この書籍は2005年8月に刊行されたものの文庫化です。
 平成20年8月10日初版発行 ISBN:9784344411760