『ヤマトタケル』は、著者の《日本古代史シリーズ》の第三部。第一部『ナムジ』、第二部『神武』が終わって、これから・・・という所で、『ガンダムエース』で『ガンダムORIGIN』が始まったのがおよそ12年前・・・結構力入れているから、第三部が始まるのは、終わってからかなあ、と心配しておりましたが・・・。
 杞憂どころか、ほぼその通りとなってしまって、実に18年ぶりの再開となりました。
 ってか、初版の徳間書店版装丁が豪華な感じで好きだったのに、普通の書籍になってしまっていてガッカリ度が半端ないです。
 内容は、小碓が川上タケルを殺して、ヤマトタケルと名乗るまでの話、なので、ヤマトタケルの話とするとそこそこ早い展開な気がしなくもないけれど、今回も全5巻程度なのか? 古代史を新たな視点で切り込む作品ではあるので、今後どのような話となるのか楽しみに致します。何より、大碓が生きている上に、小碓は殺しそうもないですしね。 書籍:『RATMAN(11)』
 店舗ゲーマーズ秋葉原
 特典:ブロマイド。表紙と同じ絵柄。

 感想:最初のヒーローの誕生から、徐々に歪んでいく様など、物語的に佳境となってきているのか、シリアス要素が多分となっておりました。故に、ミレアとのデートモドキ話はほっとさせられるものがありました・・・ちょっとの間だけでしたがね。