驚異の大恐竜博

 幕張メッセで開催されている『驚異の大恐竜博』(以降、『驚異博』)に行ってまいりました。入場料2500円が非常にネックだったのですが、まあ見ないで後悔するよりも・・・と言うことで決断致しました。
 幕張メッセで開催される恐竜博に赴くのは、2年前の『世界最大の恐竜博2002』(以降、『世界博』)以来です。
 そもそも『世界博』と『驚異博』との違いは『驚異博』での恐竜が中国産の恐竜メインとなっている事。そのためではないけど、当初はインパクト弱かった。いえねえ、『世界博』では世界最大のセイスモサウルスがメインだったのに、『驚異博』ではアジア最大のチュアンジエサウルスですからねえ・・・小粒感は否めませんでしたよ、ほんと。
 で、入場。9つのフロアがあるのですが、
1、「恐竜発見区」・・・最初の説明文があるくらいで地味。ちょっと不安になる。ステゴサウルスが出迎えてくれた『世界博』は・・・。
2、「恐竜誕生区」・・・ここの通路の上方にカリス姫を発見。携帯カメラで撮影するもちゃんと写らず・・・デジカメが欲しい。とは言え、ほんとに只の飾りなので誰も注視する者無し。写真を撮っている自分は変だったのか、子供に怪訝な目で見られました。
3、「禄豊大恐竜発掘区」・・・見直した。発掘地をまんま再現してみたり、特に恐竜発掘の宿営を実物大でジオラマ化しているのがなんとも。山のように積みあがったトイレットペーパー、大量のカップめん・・・。
4、「巨大恐竜復元区」・・・ここがアジア最大の恐竜全長27mのチュアンジエサウルスの骨格標本が鎮座する場所です。休憩所があるんだけどジュースの値段の高さに霹靂。
5、「恐竜研究区」・・・一番広く、恐竜の種類も多く、しかも初公開の恐竜が多々紹介されており、とても活気のあったフロア。なんか知らんがパキケファロサウルスが意外に大人気で、1分くらいその場にいただけなのに、親子連れの母親など数人がその骨を見て喜びの声を上げておりました。
 このフロアでは更に体感装置等、大量のお子様達が駆け回り騒ぎ迷惑な大喜びする仕掛けが多々ありました。中でも、「肉食恐竜研究所」での「骨格組み立てラボ」は、頭と両手両足を外された肉食恐竜の骨格標本を組み立てるだけですが、子供達の列が出来ておりました。そして完成後にはその親達が記念撮影している様がなかなか微笑ましかった。
 そうそう、トリケラトプスがいた! 確か『世界博』には展示されていなかった覚えがあるのでちょっと感動・・・あれっ? いたっけ?
6、「甦る太古の環境区」・・・復元モデルとジオラマで再現した区域。地味になってきた。
7、「恐竜飛翔区」・・・『世界博』では、そんなに取り上げられていなかった羽毛恐竜(孔子鳥目)にスポットが大きく当てられたフロア。まあ、羽毛恐竜自体、中国産が多い(だけ?)ので当然と言えば当然なんですけどね。メインの一つ(?)なはずなのに、羽毛恐竜は小さく、しかも派手な展示を満喫した後なので、地味地味。更に虫や植物の化石が展示してあるだけなのは、良かったけど地味さに拍車をかけていた。
 ちなみにこのフロアの目玉は、最新羽毛恐竜ミクロラプトル・グイでした。
8、「地球と人類の未来区」・・・絶滅危惧種など現在の地球の問題を取り上げたフロアなんだけど・・・文字だけなのでほとんどの人は素通り。おいおい。
9、「恐竜市場」・・・単なる物販コーナー。ある意味一番でかいフロアなのでは? と思いつつ、買った買った。
 ・驚異の大恐竜博のパンフレット
 ・驚異の大恐竜博のテレカ
 ・驚異の大恐竜博の下敷き
 ・驚異の大恐竜博に行ってきました。 たまご饅頭(大・小)・・・小田原産
 ・カルカロドンサウルスの頭骨レプリカ ストラップ
 ・チュアンジエサウルスの骨格標本 公式ミニチュアモデル
 総括として、強烈なインパクトを残すものは少なかった代わりに、小粒だけどぴりりと辛い山椒のような展示品が多かったのは、とても満足できました。
 それにしても、お子様連れが多かった。夏休みが終わって、閑古鳥が鳴いているんじゃないかと期待していたんですが・・・まあ、明日で最後だから仕方ないのやもしれませんけど。
 そんな訳で、まだ行ってない方は是非行くべし!
 明日が最終日だけどね。