『国連とアメリカ』読了

最上敏樹 岩波書店岩波新書) 242ページ+14ページ 780円+税
 国際連盟国際連合の歴史から、何ゆえアメリカはあのような国家へと変貌していったのかを記した書。国連にとってアメリカは必要であり、不要な国。アメリカにとって国連は自分の思いのままにならなくなってきた余計な組織。アメリカの行き過ぎた単独行動主義。アメリカ批判の書では無いとはいえ、ここまで自分勝手なお山の大将国家を頂点にせざるをえない現代世界は不幸としか言いようがないと痛感します・・・もちろん、もっと最悪な場合も考えられはしますがね。そんなアメリカに追従する半隷国家日本。
 2005年3月18日第1刷発行 ISBN:4004309379