『大年神が彷徨う島』読了

藤木稟 徳間書店(徳間文庫) ページ 648円+税
 昭和初期、吉原の顧問弁護士にして探偵・朱雀十五の《探偵SUZAKUシリーズ》第・・・4弾なんだか、5弾と言ったらいいのか・・・その辺りの作品です。巻を重ねる毎に普通の推理小説化し、社会派っぷりが激減、しかも東京から離れていきますなあ。
 今回は生神を祭る孤島を舞台にした連続殺人もの。ネタバレになるので反転させておくけど、五行相克の見立て殺人って『MISSING PARTS』か!? と・・・まあ、あまり推理小説を読まないので、良くあるのかもしれませんが。
 この書籍は2000年3月に刊行されたものの文庫化です。
 2005年4月15日初刷 ISBN:4198922322