『信長の家臣団 「天下布武」を支えた武将34人の記録』読了

樋口晴彦 学習研究社(学研M文庫) 362ページ 648円+税
 戦国時代、織田信長の家臣として働いた34人の武将達を紹介した書。柴田勝家前田利家、美濃三人衆などの著名どころから、菅屋長頼、前波吉継などの地味な武将達まで幅広く、武だけでなく文に優れた武将達も多数収録しておりました。業績を全て挙げろと言われたら返答に詰まりそうな武将達まで数多く取り揃えられているのが良かったです。ただし、定説を覆す新説や、著者分析による記述が多くなっており、知っている事が前提となっているので戦国時代初心者にはお勧めできません。
 最低でも佐々成政池田恒興、塙直政、九鬼嘉隆、河尻秀隆辺りの武将の名前が読めて死に様が分かるレベルであれば楽しめるやもしれません。実際にはもっとマイナーな内容になります。
 2005年9月21日初版発行 ISBN:4059011746