とポスター&アート展へ行ってまいりました

 先週からヒューマントラストシネマ渋谷で夜間のみ公開されていましたが、本日から東京都写真美術館ホールで朝からも公開されるようになった『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』(サイト)を、恵比寿の東京都写真美術館ホールにて鑑賞してまいりました。
 初めてという事もありますが、普通に美術館であるため、シネコンでも単館系でもないある種独特の雰囲気でありました。飲食物も禁止ですしね。

 10時30分からの回でしたが、次回と次々回がトークショー付ということもあってか結構すいておりました。混んでいたら少し離れているもののYEBISU GARDEN CINEMAで『実写版ハイジ』を、と思っていたのですが、その必要はありませんでした。
 客層はまあそれっぽい方々ばかりでした。芸術家と言うよりも、この手の映画が好きそうな方。
 でもって、感想は、
 映画『エイリアン』のデザインで、著名になった(と認識している)H・R・ギーガーの生涯を、彼が亡くなる直前まで取材された映像から紹介するドキュメンタリー映画。1時間半とそんなに長くないのですが、恐怖心を煽りつつ、グロくエロティックな作品群を、彼の周りの人間と猫で彩る内容となっておりました。
・6歳の頃、薬剤師だった父親のプレゼントが頭蓋骨とか尋常ではない幼少期に始まって、恋人が彼の作品の狂気っぷりについていけず(?)ピストル自殺した事も淡々と語られつつも、猫可愛い。
・最初の映像から自宅は、ひっそりと山奥か市街にポツンとある印象を受けたのだけれど、普通に街中で異彩を放っていた。幽霊列車の件とか、天才と狂人(失礼)は紙一重なんだろうなあ、と・・・幽霊列車から逃げる猫可愛い。
 って事で、この映画は猫の映画と言っても良い程に隙あれば猫が登場する。ムギ3世と名付けられたギーガーの愛猫ですが、ギーガーだけでなく、周囲の方々やスタッフから愛されているのが画面からも滲み出る程、慣れ親しんでいて可愛い。
 パンフレットでも、コメントはありませんが、出演者一覧でしっかりと同じスペースだけ紹介されていたり、映画のエンドロールで出演者の最後を飾っていますしね。ファンのサイン会で、猫の名前を教えてくださいと聞いてサイン本に名前を記してもらうファンとか、猫好きすぎだろう、と。

 でもって、映画鑑賞後、渋谷のタワーレコード8Fで開催されている「H・R・ギーガー ポスター&アート展」へも行って参りました。
 800円の入場料でしたが・・・うーむ、ちょっと物足りない、と言いましょうか、映画で観た物ばかりであったので、映画を観ていなければともかく、映画を観ていると再認識の場でしかありませんでした。ただ、パンフレットやTシャツなどのグッズは売っているので、良し。一応、別になっているので、入場しなくても、物販は購入可能です。
 一応、13時オープンであったので、その数分後だったこともあって、先着特典のポストカードを頂きました。
 物販はパンフレットだけ購入しました。Tシャツ5000円はちょっと買えないかなあ、と。
 ちなみに『エイリアン』は、1だけで2以降は制作には参加されていないそうです。感想等はおっしゃっているようですがね。