先月21日より公開されていたが、初日の舞台挨拶がはずれたのと特典待ちもあった『リズと青い鳥』(サイト)を、TOHOシネマズ上野にて鑑賞してまいりました。フィルムをと思っていたら、上野は5月17日で上映終了と表示されたものの、5週目特典の為か一週間延長されたので、これ以上待つのは危険だな、と。


 2回目の上野・・・9:05回と早めで、8時35分頃到着したら開いてませんでした。8時45分オープンという事で少々待ちましたが結構長蛇でした。
 開場後、発券している段階で入場開始。パンフと飲み物だけ購入して入場しました。特典は西屋太志さんか池田晶子さんの描く「新規描き下ろしイラストカード≪久美子&麗奈≫」の二種ランダムとなっていました。
 でもって、頂いたのは西屋さんバージョンでした。

 客層はやはり男性が多めで、若めからそこそこの年齢までおられるようでした。
 でもって、内容と感想をば・・・大雑把に
 オーボエ奏者・鎧塚みぞれと2期から登場の傘木希美の二人にフィーチャーした百合百合作品。
 2期総集編である映画久美子&あすかに特化しているので当然なのですが、みぞれと希美はそれ程出番はなかった(と思う)のは、本作の為か、と思わなくもありませんでしたがね。
 でもって、監督の山田尚子さんを始めとしたスタッフが『聲の形』という事もあってか、キャラデザは西尾太志さんとなって大幅にアニメと異なって、改めてアニメは記号化が重要だな、と認識。初見での判断が髪型とアクセサリーだけとなって・・・冒頭のシーン、みぞれではなく麗奈か、と一瞬思ってしまいました。基本大人びた感じでとても好みではあるのですがね。あ、夏紀が別人に見えてしまうのと麗奈がちょっと怖いかな、と。百合芸術っぽい?
 ってか、最初違和感しかなかったけれど、改めてアニメのユーフォ見ても違和感が出るようになってしまった。
 内容に関しては、二人の葛藤や愛情表現など言葉で表しづらいのだけれど、素晴らしかった。まあ、百合が嫌いな人はだめかもしれないけれど、直接的ではないので、入門向けには良いかも・・・ダメか。
 所作とかすごい細かくて良いので、そこだけでも見る価値はありました。靴音の所とかね。ただ、逆に音に拘った作品でBGMが控えめであったりするので、客の咳や菓子をガサガサさせる音、いびきとか気になってしまって仕方なかった。咳は仕方ないけれど、菓子は・・・明らかに劇場内で買ったものではない、と分かってしまう程。
 こんなに良い作品なんだったらもっと早くに鑑賞しに行けば良かった・・・まあ、抽選に外れただけなんですがね。