『ジハードとテロリズム』読了

佐々木良昭 PHP研究所PHP新書) 227ページ 720円+税
 イスラム世界を民衆に密着した立場からイスラム教や歴史、テロリズム、インターネットといった観点から記した書。アラブ人は、日本人のように歴史を線ではなく、点でしか考えない、など興味深い記述が多々あるのですが、後半に進むにつれて、優秀な日本民族は世界を先導すべきだ、ってな具合に多少ながらも趣旨が変わってしまっているのがなんとも・・・ちょっと誇張していますが。
 目次は、「イスラム原理主義の正体」「イスラムの掟とジハード」「イスラム世界繁栄の壁」「歴史のないイスラム世界」「「バーチャルな世界国家」の完成」「テロリズム時代の行く末」となっています。
 2004年11月29日第1版第1刷 ISBN:4569639194