『新選組 二千二百四十五日』読了

伊藤成郎 新潮社(新潮文庫) 396ページ 552円+税
 壬生浪士組会津藩預りとなる文久3年3月12日から、土方歳三が戦死する明治2年5月11日までの2245日間における新撰組の行状を文献や史料から読み解いた書・・・といいつつ、その前後も十分と言って良いほど描かれているんですがね。
 新撰組と言えば、な衣装が、実はほとんど着られていなかったとか、山南は「さんなん」が正しい読みだとか、新撰組雑学知識が多分に散りばめられております。
 しかし、つい読みながらNHK大河の『新選組!」を想起してしまうんですよねえ。特に顔なんて役者の顔しか浮かんできませんでしたよ。
 この書籍は、河出書房新社より『新選組決定録』として刊行されたものを、全面的な改訂を行い文庫化したものです。
 平成19年6月1日発行 ISBN:9784101318714