『永遠の夫』読了

ドストエフスキー 【訳】千種堅 新潮社(新潮文庫) 258ページ 400円
 再読。
 妻に不貞を働かれながらも、ただ”夫”として生きるしかない”永遠の夫”トルソーツキィが、妻の死を経て妻の愛人の一人であった主人公の下へ赴いて友情を求める話。トルソーツキィの真意が分らず、罪悪感と復讐を恐れる主人公が描かれます。
 ある意味、主人公の娘(不義の子)が一番不幸となっているだけの作品ではありました。
 まあ、内容をほとんど覚えていなかった作品ではあったのですが、読んでいても読んだ記憶が・・・。
昭和54年6月20日発行 平成4年12月15日17刷 ISBN:4102010076