北方謙三 集英社(集英社文庫) 390ページ 600円+税
原典である水滸伝をぶっ壊した前作『水滸伝』(文庫版全19巻)の続編。そろそろ完結する(既に続編の岳飛伝が・・・)と言うことで、読み始めました。
前作にて、官軍に敗北した梁山泊。その三年後、生き残った数少ない面々が、各々の力量と想いを込めて再び集結すべく始動。宋江の跡継ぎとして宋江を斬って行方不明となった本編の主人公である楊令を探し出すまでの話。
前作で死亡した英傑達の息子が、続々登場してその器を磨き始めるのですが、結局は王進頼りなのは変わらないんですな。
この書籍は2004年4月に刊行されたものの文庫化です。
〈一〉「玄旗の章」:2011年6月30日第1刷 ISBN:9784087467055