米窪明美 新潮社(新潮社新書) 207ページ 680円+税
明治天皇の平凡な一日を、史料などの記述を交えつつ淡々と記した書。延々と受け継がれるしきたりが伝統と言うのか、非合理的と言うのか・・・だからと言って、それが可笑しいと考えるのも、また可笑しいんですけどね。明治天皇の性格が垣間見えるようで非常に興味深い書でした。
大正天皇、昭和天皇の記述も少々ありますが、現在と記されている割に、今上天皇の記載はほぼ無いんですがね・・・まあ、戦後の昭和天皇と変わらないって事なんでしょうな。
2006年6月20日発行 ISBN:410610170X