『仏教と日本人』読了

阿満利麿 筑摩書房ちくま新書) 222ページ 700円+税
 日本における仏教の変遷と疑問点を民族性から読み解く書。こういった書籍は僧侶批判か擁護のどちらかになりそうだけど、皮肉めいてはいるものの日本の風土的に仕方ないと諦観とまでは言わない内容となっておりました。まあ、読んで思うのは「清僧」でなくとも良いが、「非俗」は実践して頂きたいものだ、と。
 目次は「地蔵の頭はなぜ丸い」「「地獄」はいつの間にか「極楽」に」「日本の僧侶はなぜ肉食妻帯なのか」「日本人に親しい仏たち」「神さま仏さま」「葬式仏教」となっています。
 2007年5月10日第1刷発行 ISBN:9784480063595